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東京で活動するClematis(クレマチス) 2022年発1st AL。
2019年「サンダーソニア」の衝撃は、僕がいた大阪近辺のライブハウスでも、バンドマン達の間でかなり話題になっていました。この曲もよりシンプルにリアレンジされ、3曲目に収録。サビ前の譜点8分ディレイをあえてカットしてしまうあたりにロックな心意気を感じます。
続く4曲目「ユーフォ―」は跳ねたリズムにPavementの定番リフが織り込まれており、USオルタナとテン年代ジャパニーズインディーへのリスペクトか、と勘繰ったり。Wheatってバンドにこういう曲がひとつあって、それが好きだったのを思い出したりしました。
5曲目「いともたやすく」はライド歌謡なんて呼ばれていた頃のスピッツを想起、朴訥とした中で演奏を支えるリズム隊の旨味が好ましく、とかとかここまで元ネタとかアレンジに言及してきましたが7曲目「夜の飛行船」と8曲目「空をくぐって」は純粋に良すぎて、ぐうの音も出ません。もちろん全曲かっこいいんですが、僕のツボはこの2曲でした。
そしてラスト曲「ロボット」は過去のミニアルバムからリアレンジされての収録ですが、全編に渡って鳴るファジーな潰れたギターがまさにBlue Albumな佇まいでアルバムを締め括る。
良い構成ですね。
アルバム全体のEQがとげとげし過ぎずに優しく、声の印象は淡くパステルで、ポップな楽曲と相性抜群。時折楽曲の裏に置いてあるSEはなんとなく無機質だったりして、歌詞も生活に近い距離感ながら、どこかちょっと浮いているような、童話のような印象も受けました。映画で言うと「空気人形」みたいな……伝わりますかね。どこか少し胡乱げというか、ちょっとダウナーなのが良いです。正しくハイラインレコーズ以降の日本の歌モノオルタナだな、という感じがします。個人的には、メレンゲの美声+キラキラした演奏+ほろ苦い世界観を2020年代に上手く昇華したようにも思えました。
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「夜が明けるまで、部屋で鳴り響く音楽」をコンセプトに制作した今作品は、先行配信された『遠くで雨の音がする』を含む、全11曲を収録。日本、USインディーからの影響を踏襲しつつ、女性コーラスを多用し、ポップスの影響を受けたアレンジを取り入れている。
レコーディング/ミックス/マスタリングは折坂悠太、大石晴子、宇宙ネコ子、等も手掛ける中村公輔が担当。
CD特典としてGt&Voくぬぎの弾き語り音源のダウンロードコードが配布される。
1.intro
2.サイダー、ポップ、空
3.サンダーソニア
4.ユーフォー
5.いともたやすく
6.ロストソング
7.夜の飛行船
8.空をくぐって
9.遠くで雨の音がする
10.スクリーン
11.ロボット
【CD購入者限定 弾き語り音源 収録曲】
1.サイダー、ポップ、空
2.図書館
3.まだ青い
4.遠くで雨の音がする
5.スクリーン
[trailer] https://youtu.be/gO1DPNzu4OU
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