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北陸の3ピースバンド、April After Allのミニアルバム。along the beach上坂君のレーベル、upslope recordsより。
シャープで透き通った歌声、美麗でギラッとジャリっとしたボイシングが光るギターを基軸としたバンドサウンドながら、明るさ一辺倒にはならず陰りも見えている感じ、USというよりはUK方面っぽさが。StarmarketやLast Days Of April(そういやこれも名前が春だね)、またそれらの影響下にあるストレイテナーやcinema staff、最近のバンドだとBasementなんかにも通じるものがあるかも。
……って書いてからちょっと調べたらみんな割と似たようなこと書いててびっくりした。きっと、音で景色を見せるのが上手いバンドなんだと思います。
僕の中ではそのカテゴリの上の方にGalileo Galileiがいるんだけど、楽曲が似てるとかではなくて聴いてる間の「曲との向き合わせ方」みたいなものは、彼らの楽曲から受ける印象に近いものがあります。
「あの頃のギターロック感」と言ってどの頃のことが伝わるか?は相手次第だとは思うんですが、どうしてもこの言葉を使いたくなっちゃいますね。Clematisとかとも一緒に聴きたい。
盤のリリースを担当したupslope recordsレーベルオーナー上坂君のレコメンドで知ったバンドですが、一気に世界感に引き込まれました。
1曲目「盗密」でビビッと来たリスナーを離さないひたむきな2曲目「drama」、切ないコードワークの3曲目「羊のうた」で冬目景の同名漫画を思い出していると4曲目「アイル」のアルペジオで持っていかれ、5曲目「春待ち」で趣向を変えた静と動を行き来した後、6曲目にストレートな「march」で〆る。構成も素晴らしい、完璧なミニアルバムだと思いますね。
春について歌う、というバンドのコンセプトに沿って春まで待って聴くのはもちろん、かつてあった季節、あるいはまだ来ない季節について。考えを浮かべながら物思いに耽るセプテンバー式の聴き方もまた良しです。
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■■下記、レーベルからのプレスリリース
2023年始動、北陸(福井、石川、富山)を中心に活動する3ピースオルタナティブロックバンド、April After Allの初音源となる1st ミニアルバム、滋賀県のディストロ/レーベルのupslope recordsからリリース。
シューゲイザーやインディーロック、J-ROCKといった多種の影響元を参照し、北陸特有の曇り空的憂鬱さもある、爽やかさの中にも一抹の影を感じるサウンド。季節が巡ることによる喪失とその先にある希望を歌うような日本語詩と包み込むような女声コーラス、静かだが確かな熱が伝わる全6曲。特に表題曲となる”春待ち”の海鳴りのような広大なサウンドスケープは必聴。
syrup 16gやBURGER NUDS、ASIAN KUNG-FU GENERATIONといった00年代以降のJ-ROCK、またバンド名の由来でもあるLast Days Of April、MineralやChristy Front DriveといったEMOとも共鳴するサウンド、様々な音楽リスナーに聴いてもらいたい1枚となっている。
レコーディングは東京調布のStudio REIMEIで敢行され、レコーディング・ミックス・マスタリングエンジニアはayutthaya、ベランダ、ラブリーサマーちゃん、SUMMRERMAN等多数のアーティストに関わる横山令氏(Strohorn Music Laboratory)が担当、アナログとデジタル、両面からのアプローチによる素晴らしいサウンドに仕上がっている。
トラックリスト
1.盗蜜
2.drama
3.羊のうた
4.アイル
5.春待ち
6.march
・march MV
https://www.youtube.com/watch?v=Cdago3YIC-0
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