2020/07/22 18:00

【是非、前編を読んでからお楽しみください】↓
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そうやって気合いたっぷりにリリースした瞬間、無事コロナウイルスのパンデミックが起きてしまいました。

ook-boy:ほんま、どないしてくれるねんと(笑)。けどステイホームのおかげもあってか、ストリーミングの再生回数は今までで一番良いのよ。これからライブができるようになったり、形を変えて発信していける手段を見つけて、どこかで燻ってる誰かに届けたいな。

VANILLA.6って、大久保さんの過去だったり普段の部分と「ook-boy」として振舞ってる姿の差に泣き笑いするバンドっていう一面もあると思うんですよね。大久保さんの憧れに対する現実との距離が、我々の泣き笑いを誘うという。VANILLA.6を長年応援してる人はこれ、わかると思います。大久保さんとオオクボーイ、そしてその向こうにある憧れとのギャップの切なさ。

ook-boy:なんというか、泥臭いよな。もっとかっこよくなりたいんやけどな……。

それこそ木下理樹や五十嵐隆のパーソナリティから溢れ出る哀愁、愛らしさに近いもので。彼らもきっとそうですよ。同じように悩んでいるような気がします。

ook-boy:確かに、彼らが自分のどうしようもない部分を楽曲に昇華してるという意味では……。ただ、まっすぐ日本語を置いていくことに照れがあったりで、英語で歌ってるけどね。思想の部分で自分を曝け出すことに徐々に抵抗がなくなってきたから、今回はCDに翻訳入りの歌詞カードを付けてみた。

The Marbleの頃は日本語の曲も多かったと思うんですが、VANILLA.6は徹頭徹尾英語ですよね。

ook-boy:どうしても理想のメロディーが鳴ったときに、そこに乗せたい言葉の韻や譜割りを考えたときに、歌うのは英語で。っていう選択肢にVANILLA.6はなってくるね。最近売れているバンドを聞きかじってみると、メロディーは海外リスペクトのにおいが確かにする。でも、無理に日本語を乗せようとしてどこか破綻してたり、いなたくなってるなあって感じることも多々ある。VANILLA.6は、言葉を直接投げかけることへの照れと、音楽的に実現したいことのバランスで今の形になってるよ。一応、曲作りの一番最初の土台としてはデタラメ英語で歌ってみて、それを意味が通るように直す作業をしてる。でも、歌い出しやサビは不思議と気持ちのいい言葉になっていたりするから、それはそのまま通してたりするかな。

楽曲制作の話も出始めたところで、アルバム収録曲のそれぞれの解説をお願いします。

※YouTube上で各楽曲が配信されております。ストリーミングサービス未加入の方も、以下リンクで楽曲を聴きながらお楽しみください。



◆Prime

ook-boy:これはモロにMy Chemical Romanceの名盤「The Black Parade」の冒頭。「The End」~「Dead!」の流れと、日本でもヒットした「Welcome To The Black Parade」がリファレンスだね。音のレイヤーとして、彼らがギターでやっていることをシンセに置き換えたりすることで全然聴こえ方が変わっていると思う、ドラムのフィルは意識的にトレースしてる。メロディーはFun.の「We Are Young」から引用していて、マイケミ含め、ポップパンクやパワーポップの文脈で語られるグループの曲もあまりジャンルを意識せず、ポップでキラキラした、エネルギッシュな音楽としてすごく好き。

大久保さんの実家の青い車で山奥ドライブしながらマイケミ再評価するみたいな流れ、3~4年前にありましたよね。

ook-boy:狙いとしては、この1曲でアルバムのすべてを説明できるようなトラックにしたかった。シンセメインでアルペジエーターも使った冒頭があって、曲の真ん中でテンポチェンジしてバンドが入って、後半に向かうにつれてどんどん生鳴りが強くなる。この曲の内容があまりにボリューミーだったから、ストーリー性を出す意味でトラックを2つに分ける案もあったけど、俺としてはどうしてもここまでを1曲に収めたかった。制作秘話で言えば……Imagine Dragonsよろしく大勢で太鼓を叩いてるような、迫力ある素材が欲しかったので、俺、コーヘイ、TKでアンビエンスマイク1本に対してひとり2つ、合計6個の太鼓を両手2本のバチで叩く、というのを何回も録って重ねて。最終的に太鼓の数を数えたら100個近くあったので、バス名が「百人太鼓」になりました。神は細部に宿るというけど、それを自分たちがやりきったという事実も大切かなと。






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◆OWLS

ook-boy:曲のカラーが激しく変わるアルバムだから、Primeとの間はあまり作らずにカットインさせた。この2曲が映画「ロッキーホラーショー」みたいなテンションで駆けあがっていくイメージ。OWLSは間違いなく、ライブで育てた曲、育った曲だね。結成後何度目かのライブでも演奏してたはずだし、100枚だけ手刷りのシングルも作った。シンプルな骨組みだからこそ、こうして音源にする怖さもあって……当初はもっとタイトなアレンジで、打ち込みっぽかったり、それこそ1stが出た当時のTHE 1975的なトレンドを意識していたけど。ライブでの演奏を重ねる中でパワフルで、人間臭い楽曲として根付いていったと思う。この曲を作ってた当時はSuchmosがめちゃくちゃ流行ってて、彼らって多分、メロディーラインに複数のフックがあるのよね。そういう手法を自分もやってみようと思って歌えるコーラスをいくつも盛り込んだ。詞のテーマとしては、誰かと愛し合ったことがない、ということ。人を愛するって、自分を愛していないとできない行為だと思うから、それがテーマかな。なんの後ろめたさもなく自分が好きだとは言えない、そんな自分の半生を表現しています。



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◆Side Effect

ook-boy:これは、ちょっとハードコアなフレーズをみんなでユニゾンするってのをやりたくて作った曲。ベースラインとドラムパターンにはかなり拘ったね。淡々としていながらのちのバーストも予感させるような。一歩間違えたらダサくなりそうで苦労したけど、80年代のいなたさも香るように調整を重ねました。結果として、ニューウェーブとハードコアをミックスできたような気がしていて満足してる。この曲はビデオで和訳を載せたけど、かなり過激なフレーズが多いよね。安易に手に入るような快楽に身を委ねたら痛い目見るぜっていう。ビデオの公開が2019年9月で、それに向けてKensei Ogataさんと作品のマスタリングの方向性を詰めていった。アルバムの中で最も早く完成に近づけたのがこの曲だね。



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◆Nightfall

ook-boy:デモ段階でサビの歌い出しが"You don't need the sunshine"で、我ながら引っかかるものがあったので逆にこのフレーズを活かしたまま、ストーリーを組み立てていった。薬物中毒の女の子が、自分は歌姫だと思い込んで。現実との区別がつかなくなってバッドに入って、朝目覚めて窓から飛び降りる……その彼女は、妄想の中では自分がスターだから太陽なんて必要ないという。詞のテーマとしては「人間賛歌」ですね。そんなドラッグごときでダメにしてしまう人生じゃないだろうと。"You don't need the sunshine"って、彼女に向けて皮肉めいて聞こえるけど、実はそうではないんだよね。自暴自棄になって妄想に逃げこまなくたっていい、そもそもあなた自身が"You don't need the sunshine"なのではないかと。リズムパターンはディスコポップ色を強くしたいという思いがあって序盤は4つ打ち機軸で進むけど、サビでフックとしてリズムがハネ出して、彼女が窓を開くように、全体の景色が開ける。シームレスに聞かせつつ、1曲の中で展開を目まぐるしくしてみた。ドラムのTKは演奏するのが大変みたい(笑)。こういう曲の構成はこれまでしたことがなかったから、新しい挑戦だった。ミニマルな印象とスタジアム感を両立できていれば嬉しい。ミキシングでダイナミクスが出るように、音の抜き差しもかなり意識的に行ってます。リファレンスとしては、Paper Lionsの「Believer」は制作時によく聞いたかな。




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◆CRUSH

ook-boy:CRUSHは実は古い曲で、最初のEP「VNLGRL」のレコ発で新曲として披露していた。ディスコポップを意識したロックはこのアルバムに向けたその後の活動にも影響を与えたと思う。

1回だけミックスに立ち会わせてもらったのが、この曲の完成の瞬間だったんですよね。あのポップな曲がキラキラしたままカオスになっていくというか……昔に作ったハナマウイでのライブビデオも僕が撮影していたので、録ってみるとこうなるのかととても驚きました。

ook-boy:確かに、ライブのアレンジを知っているとコンパクトにまとまるイメージの方が付きやすいかもね。ボンゴやアコギ、ふんだんに音を重ねていくと曲のテンションが高まっていって、宮さんに負担もかけながらなんとかまとめて頂きました。大感謝です。無駄のない、スマートでソリッドなものも好きだけど、一方で好きなものを盛りに盛ることがポップネスになると信じている部分もあります。ニヤッとできるポイントとしてThe 1975の「Girls」のフレーズを拝借してる。曲作った当時は色んなバンドがあの曲のオマージュをやってたなあ。他で言うと、Beckのアルバム「colors」やSmallpoolsはかなり意識した。詞の内容はここまでの曲と少し毛色が違って。結ばれることがないからこそ、あの子のことが好きだ、みたいな恋があると思うんですよ。あの子はこんないい子で、という思い込み。そういう羨望が段々崇拝になって一方的に憧れたり、嫉妬したりしてしまう。こじらせた思考回路の恋愛の曲だね。これって思春期に誰にでも起こりうる、中二病的な状況な気がするなあ。







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◆DONT SING

ook-boy:この曲は……数年抑え込んでた自分の負の感情を、自分への負の感情を、外に向けて爆発させた。実はアルバム全体、歌詞のテーマを曲順に並べることで自分の半生をなぞる様な形になっていて。この曲は、年齢的に大人になってもまだまだ自分を肯定できない、だけど、この先の人生は間違いなく自己愛を獲得しないと生き残れない自分を浮かべながら、であれば他人を攻撃することで逆説的に自分を肯定しようと、すべて誰かのせいにしてしまえばいいんだ、という。自暴自棄ですね。サウンドもこれまでのハイファイさから一転、生々しい音にしたくてアンビエンスマイクを強調したミックスにしてみた。ギターもリバーブを切ってドライにして、ドラムはタムやアンビが割れるまでガッツリ歪ませてる。音が点としてあるのではなくて、全部潰れてしまってジグザグに繋がってしまっているような。一発録り的な衝動を作り込みで再現してます。



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◆Rose My Shadow

ook-boy:KANAが加入してから曲のキーを変えて披露したら反応が良かった曲。Carly Rae JepsenやTaylor Swiftのような、海外のディーヴァが歌っているようなスケールの大きさや音の拡がりは、アルバムとしても最後に向けて畳みかける意味も込めて。ベースにオクターバーをずっとかけていてかつミュート引きで、シンセベースっぽい鳴り方をするように弾いてくれとコーヘイにはお願いしました。バンドの生鳴り感よりも作り込んだレイヤーを強調して80sっぽくしたくて、パッドのサウンドはアルバムの中でもかなり強め。スネアのパターンも3つ作って、別録りしてはポイント毎にパーカッション音源を重ねてダブらせたりしてます。あと、小節で言うと1,3のスネアにリバーブをかけていたり……80sサウンドはドラムが肝だと思うので、その点はかなり苦労した。詞は、死んだ俺の祖母に捧げたものです。タイトルにもある影は常にそばにあるものだし、自分みたいにステージに立って照明に照らされたり、キラキラしたものに憧れて目を向けてばかりいると、自分の真後ろにある影に、ずっとそばにあるものには気付けない。家族として、祖母はどんな思いで生きてきたんだろう?という想像も込みで、いつか夜明けは来る、こんな人生だけど歩んできてよかった、そう祖母に思っていてほしいし、自分もそう思えるようになりたいなと。この曲をライブでやるとき、俺はコーラスとキーボードを担当するんだけど毎回泣きそうになるよ。



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◆Wasted Song Ⅲ

この曲も結成当初からライブでは披露してましたよね。これ、タイトルのⅢって……。

ook-boy;単純に、没にした曲の中で3つめだったんだよね(笑)。詞を付けてみると、これからこう生きていきたいという前向きな内容になったので、その皮肉としてタイトルはそのまま3つ目めの没曲、としました。OWLSと同時期に作った曲なので、歌えるメロディ-やフックはかなり取り入れてますね。リファレンスにArcade Fireの「Rebellion(Lies)」を置いて、Rose My Shadowより更に大きい世界観で希望を歌ってます。分かりやすく耳に残る、盛り上がる曲だと思う。自分がそういうものが好きだし、それこそがポップスの醍醐味だと思ってる。




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◆ボーナストラックについて

ook-boy:元々は無しの予定で進めてたんだけど、どうしてもCDの方には付加価値として何か入れたくなってしまって。普段俺が歌ってる曲をKANAに歌わせたい/普段KANAが歌ってる曲を俺が歌いたいという願望と、本編の曲をリミックス的にやってみてほしいというマバセ側のアイデアを織り交ぜて2曲作りました。CRUSH (Bathroom MIX)では歌詞を女性目線に弄って、ステイホーム期間でメンバーに録りをお願いして、演奏もしてみたけど楽しかった。Rose My Shadow (A Letter to Rose)は本編と同じドラムトラックを使って、リミックス的に切り貼りしてる。タイトルにも織り込んだけどこれはThe Cureの「A Letter to Elise」を引用してみたら、まるっと気持ちよくハマった。Goodbye Golden Girlは元々2時間で完成したデモを、オオクボーイとしての個人のサウンドクラウドにアップしてて。曲数が必要だったから、昔ワンマンで1回だけやったら驚くほど好評で……確かにVANILLA.6としてのレパートリーにはない、ストレートさはあるよなと。実はまんまYo La Tengoなんやけどね、バンドでやることを考えてなかったから(笑)。bloodthirsty butchersなんかに見られる、ベースが和音を出すことでコード感を強めるアイディアも拝借してる。この曲の演奏は全部自分でやってます。

海外バンドの日本盤CDって、向こうの謎オムニバスに入ってる幻の曲やシングルのカップリングがボーナスで入ってたりするじゃないですか。僕はRadioheadのBendsにボーナスで入ってる「Killer Cars」って曲が大好きなんですけど、Goodbye Golden Girlもそんな風に聞こえます。収録してくれてよかったです。

ook-boy:盤の方はあれですごくシマると思う。シナリオ上のボスはWasted Song Ⅲだけど、裏ボスはこの曲みたいなね。



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最後に、アルバムのジャケットに関してお伺いさせて下さい。

ook-boy:VANILLA.6の詞で欠かせない要素として、異性の存在がある。ジャケットでは、そんな自分と誰かというものの境目が曖昧になる様に、衣装は俺のものを貸し出しています。撮影は大阪のロックスターホテルで、近年のアーティスト写真もお願いしている室ちゃん(Kosuke Murota)と頭悩ませながら……。

僕は写真は撮れないんですけどMV作ったりでカメラは触るので、感覚的にあの真俯瞰の画ってまず難しい、無理だというのはわかるんですよね。人間が身体で、人力で撮影する限り。その上で陰影強めでとなると、個人レベルを超えた照明器具やクレーンや、ドローンが必要になる。

ook-boy:そこまでイメージできるほどの知識がなかったから、室ちゃんには苦労かけたなあと思うよ。モデルのミキちゃんも身体釣りそうになりながらポージングを取ってくれて。結局、撮影自体はなんとか終わって、その日にそのまま撮影に使わせてもらったホテルで調整に入ったものの……なかなか自分の元々のイメージに引っ張られて、上手くいかず。その日は解散して、数日後に室ちゃんにレタッチしてもらったデータが当初のイメージよりアルバムに合ってたのでこれで行こう!と採用させてもらいました。コントラストと色はしっかり出てるんだけど、なにかひとつ膜を纏ったような淡い発色。ジャケットの質感をマットにしたことで、柔和な印象もしっかり出たと思います。制作過程で誰かと作業している時、自分のビジョンを超えてくる瞬間は共同作業の醍醐味だね。共同作業で言えば、マバセにも苦労をかけたと思う。各所に送る宣材としてレコメンドも書いてもらったけど、素晴らしい文章で。

当たり障りない仕事をするのがどうも苦手で。自分はやっぱりアマチュアなんで、やれることは全部やりたかったんですよね。禁じ手だとしても、そういう個人的な熱量を持ち出さないとプロの仕事と比べたときに見劣りする。書くべきことは惜しまずに全部書きました。

ook-boy:この5年間の総括のように書いてくれていて、泣きそうになったよ。ありがとう。VANILLA.6としてはこれからも長く、楽しく活動したいと思ってる。多分俺達は、急激に有名になるような、世に言う「バズる」ようなことはないと思う。そういうのが昔から嫌いで捻くれていた、いつかの自分に届くように……願わくばこのアルバムが、もう昔の自分に届いて、追いかけてきてくれていたらいいなと。そして今の悲しい情勢が収まって、またみんなで集まってライブができるようになっていくこと、心の底から願ってます。

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ライブ情報

7.24(fri)京都nano
配信ライブ(投げ銭有)
"VANILLA NIGHT vol.5"

VANILLA.6
THE FULL TEENZ
CuBerry
DJ:CLUB80's crew

18:00 START 

twitch
投げ銭



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アルバム情報

VANILLA.6「VANILLA.6」



CD:¥2500

01. Prime
02. OWLS
03. Side Effect
04. Nightfall
05. CRUSH
06. DONT SING
07. Rose My Shadow
08. Wasted Song Ⅲ
09. CRUSH (Bathroom Mix)*
10. Rose My Shadow (A Letter to Rose)*
11. Goodbye Golden Girl*
* CD bonus tracks

CD購入(Mabase Records)

【レコメンド】
2015年より関西を中心に活動中のニューポップ・バンド・プロジェクト、VANILLA.6。始動から5年、キャリア初のフルレングスとなるセルフタイトル・アルバムはその名の通り集大成と呼ぶに相応しく、Arcade Fire/FOALS/The 1975にも引けを取らない楽曲バラエティと、一貫したサウンドプロダクション、テーマ性......活動を通して培った全てが結実した2020年の大本命盤。フロアで誰もが身体を疼かすであろうダンスナンバーから、闇の中をひとり深く漂うようなサウンドスケープまで、鳴らされる音はバンドアンサンブルとして高い水準まで研ぎ澄まされていながら、発せられる熱量も充分。応戦するソウルフルな歌声は男女混声、そのヴォーカリゼーションからはジャンルを超えた普遍性を感じられ、ベースミュージック/シューゲイザー/インダストリアルの影響は色濃いながら、それら要素のブレンドとバランスの感覚はまさに唯一無二、彼らが苦心の中で手に入れたオリジナリティーは今作のそこかしこに光る。録音とミックスには過去作からのタッグとなる宮一敬(music studio hanamauii)、さらに国内でインディーポップを手掛けるエンジニアとして名高いKensei Ogataをマスタリングに迎え、それぞれが手腕を遺憾なく発揮。生と死を歌い、愛を希求する。インディペンデントで世に放たれるこのアルバムは我々に向けられた大いなる人間讃歌であり、社会と業界への反逆の第一歩だ。(Mabase Records)


【アルバムクレジット】
VANILLA.6
ook-boy: Vocal, Guitar
KANA: Vocal, Keyboard
KOHEY: Bass
TK: Drums

MUSIC & LYRICS: ook-boy
ARRANGEMENT & PRODUCE: VANILLA.6
RECORDING & MIXING: Kazutaka Miya (studio Hanamauii)
M9-M11 ARRANGEMENT & RECORDING & MIXING: ook-boy
ALL TRACKS MASTERING: Kensei Ogata
PHOTO: ko-suke murota
MODEL: Miki Nakamatsu

PRODUCTION COOPERATION: Mabase Records
RELEASE: VNLDOSE RECORDS