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【お知らせ】Mabase Recordsミニ実店舗化について
¥99,999
【お知らせ】 京都市営地下鉄 丸太町駅2番出口から徒歩3分の「こもれび書店」内にひとつ棚を借りました。Mabase Recordsは小さな実店舗を持つことになります。 komorebibook.theshop.jp 京都市上京区椹木町通烏丸西入ル養安町242-1 ROOST御所西2階 京都市営地下鉄 丸太町駅 2番出口徒歩3分 月・火・金 11〜19時 土・日・祝 10〜18時 水・木 定休日 事前の見学と棚設置で訪れていますがとても素敵な空間。他の方の棚、商品と併せてお楽しみいただけますと幸いです。 Mabase Records棚は入口近くの足元側。商品を入れ替える度に下記リストを更新します。置いている書籍、古物、レーベル作品ラインナップの参考になればと思います。 https://docs.google.com/document/d/1svazGBvZcfceyHtlTxHkkqB_q29NY4FcjilZGRC8ROE/edit?usp=drivesdk 現地でしか読めないレビューも用意していますので、是非実際に足を運んでください! 神戸どうぶつ王国のマヌルネコのチョコの缶があまりにもカセット陳列にぴったりすぎてびっくりした。
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[M!006]DJ暗黒騎士ガイア - restless priest
¥500
[M!006]DJ暗黒騎士ガイア - restless priest 2024年12月21日 Bandcamp及びCD-Rにてリリース akuseku 06:49 mochikoshi 09:58 utouto 06:09 wasureru 08:59 toshikoshi 03:38 AmbientDJmix(240518) 39:47 ※CD-Rのみに収録のボーナストラック restless priest(師走) 当作品はすべて、DJ暗黒騎士ガイアが自室内で行った即興演奏の様子を素材として録音、収集。それらを編集、再構成したものです。ノイズや雑音が各所に、多分に見られますが、何卒ご容赦ください。 Guitar:Epiphone Wilshire Synth:Yamaha Reface CP/Electro-Faustus Drone Thing Drum:Diatonic Tongue Drum + Effects(Chase Bliss Mood,BANANANA Effects ABRACADABRA, MASF Pedals Posessed,Red Panda Particle V1,Electro-Harmonix nano Holy Grail) All Instruments,and Rec,Mix,Mastaring,Design:DJ暗黒騎士ガイア デジタルでの試聴、ダウンロード、投げ銭購入は下記から。 https://mabaserecords.bandcamp.com/album/m-006-dj-restless-priest DJmix付のCD-Rをご購入される方はこのままBASEにて決済へお進みください。 restless priest、師走。というシャレを思いついたのは12/7(土)のブギーゴッドホテル終わりのファンク邸にて、僕だけが眠れずぼけーっと天井を見ていた時のこと。そこから2週間もない間に間に合わせでも5曲を捻り出した。その師走感たるや。自分的テーマとしては全フレーズ即興演奏で楽器は弾きっぱなし、オーバーダブをしないこと。そして万が一どこかで演奏することがあったとして、簡略化することはあっても二度と再現できないような複雑なことはやらないこと。聴いてもらえればわかるシンプルさ(単純に楽器が下手)。 それでも仕事をしながらイベントの準備もしながら、未発表だけどそろそろ出せるビデオの編集もやりながらの中では相当な苦労だった。良い作品なのかどうか自分ではわからないけど、ものすごく自分的な作品ではあると思う(出来の中途半端さがそれを最も物語っている)。作りながら考えたことを出来たそばからつらつらと語るのは無粋かもしれないけど、作ったスピード感からしてこの感覚もすぐ忘れてしまいそうなので、覚えていることはどんどん書いていく。気になった人だけがここに辿り着き、音源を聴いてくれることを願って、イベント終わりの疲労に鞭打ちライナーノーツを記します。 1曲目。青葉市子さんみたいな曲にしたかったのに生来のパンク少年、エモキッズの感じがだいぶ出てしまった。自分ではあまり意識してないんだけど僕のギターに対してスロウコアを思う人が一定数いてくれるようで、それは多分人間的にずっとサッドだからだろうとこの録音を聴いて思いました。タッチミスで開放弦が鳴っているのも敢えて直さず(時間がなかった)。年の瀬といえば、で考えた時にひらめいたのが談志の芝浜。僕が写真を撮る時に腕を組むのは談志と向井秀徳の影響です。ラストのテンポが変わる箇所だけは、青葉市子さんへの畏敬の念の名残も。 2曲目。この曲は分かりやすくアンビエント。最近買ったReface CP(これも青葉市子さん憧れですが)で確かCマイナーを鳴らしっぱなしにして付帯のディレイでループさせ、MoodとPosessedで音をリアルタイム加工。コードが違ったらすみません。坂本龍一とAlva NotoのGlassを意識しての一発録り。録ったまま出すつもりだったけどマスタリングするうちにもう一捻りしたくてタングドラムを被せた。これも数日前の自分の演奏を聴きながらの一発録りです。最近ずっと誰かとセッションしてた経験が活かせたかなと思います。 3曲目。元々4曲予定だったのに並べた時に座りが悪くて直前で足しました。Drone Thingの高いところだけ小さい音で出して、MoodとParticle V1とnano Holy Grailでリアルタイム加工。2曲目より繊細な印象にしたかったけど、2〜3曲目はシンセをアンプから出してエアー録りしてるので、こちらは音が割れないようにかなり気を使った。被せてるCPは内蔵エフェクトのみの素の音。朴訥とした感じを出したい他の曲では白鍵のみ弾いていたのに対し、雰囲気を変えたかったので黒鍵も使ってます。今回のCPはライン録音。 4曲目。コードだけ決めてCPで一発録り。白鍵しか使わないルールだったのでそんなには苦労せず。でも事前にコード決めで録ったスマホのメモ録音の方がまとまってて良かったという......今の自分の技術ではそれを再現しようがないので、その時できることをやりました。鍵盤はこれからしっかり勉強、練習します。EPの終わりに向けてシンプルにしたく、最後ギリギリまで他の音は入れてません。吉村弘のMusic For Nine Post Cardsみたいにしたかった。5曲目への繋ぎで入るタングドラムのフレーズは1曲目と同じもの。 5曲目。この曲が一番上手くいってない。ミックスもマスタリングもちぐはぐ。年越しのCメジャー感を表現したかった。ギターのチューニングがズレている。DADGADにしたのが運の尽き。21日に間に合わせるには時間が足りず、それでも延期して出す選択肢を取らなかったのは単なる意地。CPのフレーズはスーパーカーのTIMEから。ボイスは2016年〜2017年のゆく年くる年を。遡って見返せた中ではこの年のメッセージが一番素朴かつ自分に響いた。世界と、友達と、僕以外の家族と、それでも余剰があるなら自分の安寧への願いも込めて。 21日のイベントから手売りし始めた素焼きCD-Rには5/18(土)のブギーゴッド法要からDJの模様も収録してます。活動をスタートさせて3年弱、一番反響をもらえて、自分としても気に入っている録音だったので、Mixcloudに上げたものをEPの質感に合うよう再マスタリング。はじめて即興演奏に挑んだという意味でも、この日のイベントがなければアンビエントを意識した作品を出すこともなかったと思う。自分の中での大切な文脈。CDの方は80分近くあるので、うたた寝にちょうどいいかも。 https://www.mixcloud.com/nofuturedays/dj%E6%9A%97%E9%BB%92%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%A2_%E3%83%96%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%89%E6%B3%95%E8%A6%81_240518/ 聴き直しながら書いていて、やっぱり最後の曲だけもうちょっとどうにかした方がよかったなと後悔はするけど、まあそれは自分の知識と技術が追いついてチャンスがあればまたいつか。これを聴いてしょうもないと嘲り笑う人もどこかにいるんだろうけど、それが今の自分の実力なんだから仕方ない。自分が望むような形では人に見向きもされないこと、事ある毎に自分だけが選ばれないような気がしてしまうこと、色々あるけど、全ては自己責任であり、怠慢の結果でしかない。報われていいはずもない。今やれること、誰かに望まれることを全力でやるしかない。 バンドを辞めてから人前に立つことが嫌になってしまった。それは当時、何をやっても誰かに迷惑をかけたり、望まれる結果が出せなかったり、笑われている気がしてしまっていた当時のトラウマからで、今はもう少し自分でその感情をコントロールできるようになったとは言え、実は心根は正直、全然変わってない。ずっと勝手に思い悩み、勝手に傷ついている。自意識がそういう風に育ってしまったことに対しての自己嫌悪もある。それでも陽の当たる場所に連れ出そうとしてくれる人達への感謝は絶対に忘れてはいけないなと、前よりほんのちょっと心が健康になった今、強く思う。いつも上手くそれを表現できないことと、マイペースさが申し訳ないばかり。 人生は椅子取りゲームだと世の中ではよく言われるけど、そんなことなら僕は席を譲りたいと思うし、自分がそこへ座らないことで誰かが幸せになるならその方が絶対に良いけどな、と常々考えている。こういう思想が行き過ぎていて、どこにも座りたくない、という変な捻くれ方をしてしまったんだけど。色々と長くなってしまったけど、そういう人の、エモでもない、スロウコアでもない。そして実は別に多分アンビエントでもない。自意識と中途半端さだけが滲み出た拙いEPは、とはいえ不思議と聴いていて疲れない感じだけは我ながら認められるので、一種のイージーリスニング作品として、もしあなたの気が向いたら、楽しんでいただけますと幸いです。
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[M!005]kiki's kitchen quartet - kiki's kitchen quartet e.p. (VANILLA.MIX)
¥1,500
2023年4月28日(金)リリース! 2015年の同世代コンピレーション"click noise vol.1"に始まり「出来るときにやる」を信条に緩すぎるペースで続けてマバセレコーズは8年目に突入。カタログが追加されるのは3年ぶり5作目、バンドと連名でないレーベル単独でのフィジカルリリースは実に約4年ぶりになります。 大阪のシューゲイザー、ノイズポップバンドboyfriend's deadのボーカル"kiki"であり、ソロシンガーとしても活躍する小原未樹(旧姓:加納)の楽曲を、同じくboyfriend's deadのbghs(Gt),lui2(ba),ecdk(dr)が参画し、リアレンジ。 原曲のフィーリングに寄り添いつつもネオアコ、ニューウェーブ、シューゲイザーの解釈を加え、メンバーが共通しながらも違う音楽性で魅せるスタイルはかつてのART-SCHOOLとKARENの相互作用、またそこから派生したユニットRopesを想起させます。 "trill / トリル"は実はレーベルからのリリースを打診するよりずっと前から好きだった曲で、ここから物語が始まるのにもグッと来ますが、過去を語るような"mushi / むし"から"final day / おしまいの日"での内省と決別を経て、孵化するようにラストナンバー"déraciné / デラシネ"で外の世界へ駆け出していく構成、自然ながらとても好みでした。 Arab Strapの演奏をバックに歌い上げるMISIAとでも言いますか、ミニマルかつ時にアンビエントなギターフレーズと対を成し、感情を露わにしながら楽曲を引っ張るピアノと歌、ともすればかち合ってしまいそうなそれらを強固にアンサンブルとして纏め上げるリズム隊。このコントラストが大変に絶妙で、他のバンドにはない魅力だと思います。 作品のサウンド面を支えるのは弊レーベルではお馴染みVANILLA.6のオオクボーイで、かつてbghs主催のインターネットレーベル"thru the flowers"から加納未樹名義で発表された「untitled / mushi」でもエンジニアを担当した彼はなんと現在イギリス在住。海を渡ったコロナ禍以降にリモートで手掛けたミックス/マスタリングは気の置けない仲間としてバンドの意図をバッチリ汲んでおり、UKの風も織り込まれたようなカセットの質感に大いに寄与。 パッケージデザインを担当したシナズミマサキさんのセンスがまた抜群で、カセットらしい可愛らしさ、そしてその音の丸みやバンドの持つ不思議な包容力までがフォントや色合いの細かな調整で表現されており、モノとしての価値を更に高めています。 サブスク時代、と形容するには最早普及が進みすぎて情報インフラと化したそれらの流れに逆らうでもなく、身を委ねるでもなく、川中にどしっと佇む石巌のような安定感のある作品。レーベルとしてもカセットのリリースが3本目になり、聴き比べると三者三様で興味深い今日この頃、そういった意味でも是非お手元に置いて頂きたい1本になりました。 A1.trill / トリル A2.mushi / むし B1.final day / おしまいの日 B2.déraciné / デラシネ 【試聴用メガミックス by DJ暗黒騎士ガイア(Boogie God Crew)】 https://youtu.be/PfOkHiE4lk4 【Bandcamp】 https://mabaserecords.bandcamp.com/album/m-005-kikis-kitchen-quartet-kikis-kitchen-quartet-e-p-vanilla-mix kiki's kitchen quartet ; kiki : piano, synthesizer and vocals lui2 : fender jazz bass and backing vocals ecdk : drums, tambourine, shaker and backing vocals bghs : epiphone casino and effects all songs written ; kiki a.k.a. miki kohara produced and arranged ; kiki's kitchen quartet co-produced, recorded, edited, mixed and mastered ; ook-boy (VANILLA.6 / studio okby) recorded ; mr. murata (P4 studio temmabashi, osaka) art direction and design ; masaki shinazumi photo ; bghs coordinated ; keisuke maeda (mabase records) thank you for being you, asazi, mitsuru (IROTTO+), teddy and haikara https://twitter.com/kitchenquartet https://soundcloud.com/kikiskitchenquartet ※全曲入りDLコード付き。 ※本商品はカセットテープとなります。
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【Free DL】[M!004]映画「ドブ川番外地」劇伴音楽集
¥99,999
2021/08/27 Release [M!004]映画「ドブ川番外地」劇伴音楽集 Bandcampにてフリーダウンロード可能 ( https://mabaserecords.bandcamp.com/album/m-004 ) 2017年録音。映画「ドブ川番外地」劇中及び予告映像で使用された3曲に、本編未使用となった制作楽曲も加えた8曲入りのギターノイズまみれなローファイ・インストゥルメント・アルバム。 「A Dobugawa Dream」Movie Soundtrack 1.slumber 2.methane 3.river 4.river(Reprise)* 5.overture* 6.square* 7.scar* 8.sleepwalker* *bonus track(unused track) Rec:2017 Guitar,Bass,Programming,Mix:Maeda Keisuke Site ( www.dobugawabangaichi.com ) Trailer ( https://youtu.be/vH4yrLRj3Z8 ) Full Album ( https://youtu.be/ZwxnNgig1e0 ) - - - - - アチャラカなようで、ふと哀愁が漂い、コテコテのようで、妙にニヒリステックな、まことに複雑で油断のならない映画だ。 渡邉監督がいたって静かで誠実な人物であるだけに、これは何かのワナなのかもしれない 黒沢清(映画監督) - - - - - 俺が求めていた邦画っていうのはこういうやつ! こういう、夢にうなされていたような幻想的な鬱屈。 テレビ屋が作ったタレントが主役のどうでもいい恋愛話じゃなくて、 カラカラに乾いたキャンバスを表現欲求で切りつけたような映画こそ邦画が歩むべき道だと思う。 石黒正数(漫画家) - - - - - 親友の自殺を機に引きこもりとなってしまった青年・増村辰巳。 5年ものあいだ家族との交流も断ち、無為に生きていたある日、ついに家を飛び出した辰巳は、独り、夜の街を彷徨う。その果てに出会ったのは、かつては将棋棋士だった浮浪者・土川士郎とその仲間たちだった。 大酒飲みで無軌道な乱暴者の土川は、なぜか周囲に対して辰巳を自分の息子だと偽り、以来、辰巳と土川の奇妙な生活が始まる。やがて、辰巳は徐々に笑顔を取り戻していく。 しかし、実は土川には、棋士だった頃の隠された秘密があり・・・ - - - - - 監督・編集:渡邉安悟 脚本:宮崎純平 渡邉安悟 撮影:中條航 照明:新甫悠祐 録音:浦川みさき 美術:宮崎純平 畠智哉 衣装:久木山ひかり 池本陽海 助監督:鳴瀬聖人 山田玄徳 製作:小川真穂 山田唯弦 音楽:前田佳祐(劇伴) 松石ゲル(主題歌) 整音:木村健太郎 浦川みさき - - - - - 池袋シネマ・ロサ 2021.7/10(土)〜7/23(金) 上映終了 名古屋シネマテーク 2021.8/28(土)〜9/3(金) シアターセブン 2021.9/19(日)〜9/25(土) 他、順次公開予定
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[M!003]Banana Collection - Passing Busses
¥1,500
side A - 1.Breath / 2.Passing Busses / 3.Your Town / 4.Last Day side B - 5.Atsui / 6.Teen Wonder / 7.Just Like Heaven(The Cure Cover)* / 8.Super Jaw(Demo)* *Cassette bonus track 全曲DLコード有 ◆レーベルレコメンド Banana Collection初の正式リリース音源となる本作はWeezer/SPORT/透明雑誌/Superfriends……なににもなれずに足掻いた勢いで突っ走る。君を思って愛に泣く、喜びと悲しみのローファイエモーショナルインディーポップ。 ◆Banana Collection Profile 2015年夏の終わり、大阪にて結成。Indie Pop / Shoegazer / 90’s Alternativeを基調としつつ、AOR / Funkからの影響も感じられるテン年代サウンドを奏でるインディシーンのニューカマー。正式音源未発表ながらSoundcloudに公開されたデモ音源が注目を集め、2016年始めよりGroup2 / LADY FLASH / For Tracy Hyde / VANILLA.6 / Boyish / Pictured Resort等の国内インディポップバンドとの共演を果たし、またインドネシアよりTOKYOLITEを招致するなど精力的に活動。2017年3月にはUkiyo Girl(現ARAM) / NEIGHBORHOODと東阪共催企画を実施。その後2018年3月にはThe World Will Tear Us Apartと共同でのイベント「約束の地」を大成功に収め、関西での活動に幕を下ろす。2019年2月の自主企画「旗たち」より拠点を東京へと移して活動中。 「一生懸命演奏すればいいと思っている4人組。でもそれが一番大事やん?」 - - - - - - - - - - (https://mabaserecords-bc-pb.tumblr.com/) Songs/Words/Rec/Mix:Kenta Umezawa Arrangement:Banana Collection Mastering:TSUYOSHI KISHIDA (Post Modern Team,GOODNITE) Release:Mabase Records - - - - - - - - - - Bandcamp( https://mabaserecords.bandcamp.com/album/m-003-banana-collection-passing-busses ) M6.Teen Wonder ( https://soundcloud.com/mabaserecords/banana-collection-teen-wonder-from-ep-passing-busses ) ※本商品はカセットテープとなります。
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VANILLA.6 - VANILLA.6
¥2,500
マバセレコーズが制作協力しているVANILLA.6初のフルレングスアルバム「VANILLA.6」を通販での予約・販売を開始。発売日の3/18までにお届けできるように致します。各所向けのプレスリリースのトレーラー作成やレコメンド執筆もマバセレコーズの方で用意したので、良かったら以下からチェックしてみて下さいませ! 【レコメンド】 2015年より関西を中心に活動中のニューポップ・バンド・プロジェクト、VANILLA.6。始動から5年、キャリア初のフルレングスとなるセルフタイトル・アルバムはその名の通り集大成と呼ぶに相応しく、Arcade Fire/FOALS/The 1975にも引けを取らない楽曲バラエティと、一貫したサウンドプロダクション、テーマ性......活動を通して培った全てが結実した2020年の大本命盤。フロアで誰もが身体を疼かすであろうダンスナンバーから、闇の中をひとり深く漂うようなサウンドスケープまで、鳴らされる音はバンドアンサンブルとして高い水準まで研ぎ澄まされていながら、発せられる熱量も充分。応戦するソウルフルな歌声は男女混声、そのヴォーカリゼーションからはジャンルを超えた普遍性を感じられ、ベースミュージック/シューゲイザー/インダストリアルの影響は色濃いながら、それら要素のブレンドとバランスの感覚はまさに唯一無二、彼らが苦心の中で手に入れたオリジナリティーは今作のそこかしこに光る。録音とミックスには過去作からのタッグとなる宮一敬(music studio hanamauii)、さらに国内でインディーポップを手掛けるエンジニアとして名高いKensei Ogataをマスタリングに迎え、それぞれが手腕を遺憾なく発揮。生と死を歌い、愛を希求する。インディペンデントで世に放たれるこのアルバムは我々に向けられた大いなる人間讃歌であり、社会と業界への反逆の第一歩だ。(Mabase Records) 【アルバムクレジット】 VANILLA.6 ook-boy: Vocal, Guitar KANA: Vocal, Keyboard KOHEY: Bass TK: Drums MUSIC & LYRICS: ook-boy ARRANGEMENT & PRODUCE: VANILLA.6 RECORDING & MIXING: Kazutaka Miya (studio Hanamauii) M9-M11 ARRANGEMENT & RECORDING & MIXING: ook-boy ALL TRACKS MASTERING: Kensei Ogata PHOTO: ko-suke murota MODEL: Miki Nakamatsu PRODUCTION COOPERATION: Mabase Records RELEASE: VNLDOSE RECORDS 【アルバム試聴動画・MV】 Album Trailer https://youtu.be/s0griPr74JE Side Effect MV https://youtu.be/-WardebCP-k
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ゆ~すほすてる"どっかいっちゃいたい/いかないで~"
¥1,000
2019年12月7日リリース、京都のゆ~すほすてる新作シングルに、制作協力としてマバセレコーズが携わらせて頂いております! YouTubeトレイラーURL ( https://youtu.be/sjUw_VpN03w ) 1.どっかいっちゃいたい 2.いかないで~ 3.まっていて(自宅録音)* 4.九月(自宅録音)* *CD版のみ収録 去った平成に未練を、座りの悪い令和には諦念を......。 京都のバンド「ゆ~すほすてる」渾身の新作シングルは、ショートチューン連発だった前作までの勢いを血肉とし、腰を落として繰り出される二撃必殺ストレート的両A面。疾走と号泣を行き来するような情緒で鳴る楽曲がぼくらの「終わりなき日常」に翻す反旗、そこから立ち上る風は、昭和以後のフォークソングや日本語ロックが代弁した「民衆の憂い」の残り香を感じさせる。イラストレーター・みずすによる爽やかなジャケットも結成当初からのタッグとなれば流石の親和性。CD版にのみ収録の宅録ナンバーも聴き逃せない。 Songs/Words/Rec/Mix/Mastering:egw Illustration:みずす Production Cooperation:Mabase Records - - - - - ◆ゆ〜すほすてる プロフィール 京都を中心に活動中。当初はegwの宅録ユニットとして発足。2017年秋ごろからメンバーが加入し、バンド形態となる。主に90年代オルタナ/ポスト渋谷系/10年代前半の東京インディーなどからの影響を感じさせる楽曲やサウンドと、線は細いがハイカロリーなメロディラインが持ち味。ショートチューンを連発しまくる大味なライブも魅力。音源制作に関しては外部エンジニアを一切入れずに録音からマスタリングまで自主で完結させる姿勢をとっており、これまでも同様の方式でミニアルバム1枚とカセット一本をリリースしている。
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【Free DL】[bootleg]colormal - 191117 (@Kyoto Club Metro)
¥99,999
Download URL https://mabaserecords.bandcamp.com/album/bootleg-colormal-191117-kyoto-club-metro - - - - - from 2019/11/17(sun) 君島大空 合奏形態 夜会ツアー "叙景#1" @京都CLUB METRO 1.再放送 2.日記 3.塔 4.東京 5.病熱 6.さまよう 7.大きな怪獣
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【Free DL】[bootleg]ゆ~すほすてる - いかないで~/解散
¥99,999
Download URL https://mabaserecords.bandcamp.com/track/bootleg-live - - - - - - - - - - from 2019/12/7(sat) Mabase Records pre. “Don't Look Back” Kyoto Seiin Music Cafe OOH-LA-LA OPEN 15:30 / ¥2000+1d w / Banana Collection / colormal / The World Will Tear Us Apart 1.いかないで~ 2.解散 M1 from (mabaseshop.thebase.in/items/25192928)
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【Free DL】[bootleg]Banana Collection - Overdue Ticket
¥99,999
Download URL https://mabaserecords.bandcamp.com/album/bootleg-banana-collection-overdue-ticket - - - - - - - - - - 1.Your Town(Live) 2.Atsui(Live) 3.Not Ex(Live) Rec@2019/10/19(sat) Banana Collection pre.“Overdue Ticket” Tokyo Kichijoji ICHIBEE w / JIV / The trees / TTUD / Super Ganbari Goal Keepers Track1,2 from [M!003]Banana Collection - Passing Busses (https://mabaseshop.thebase.in/items/23071141) Track3:new song
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along the beach - Distant Scenery
¥1,320
福井~滋賀で活動するalong the beachの1st EPが、滋賀・彦根の楽器屋さん「Tied Music」を間借してディストロも運営するVo.Gt 上坂君のレーベル、upslope recordsより。 イノセントで朴訥とした歌声と、日本人の心の奥底にある牧歌的な、土着的な何かが自然に呼び起こされるメロディ。eastern youth,bloodthirsty butchers,climb the mind,LOSTAGEを思い起こすのは言わずもがなで、「エモ」と呼ぶに相応しいそれは昨今ジャンルの解釈を広げながら盛り上がるリバイバル系とも、昔ながらの骨太で漢気系の暑っ苦しい感じともまた違う。突き抜け切らずひたすらに鳴らされるサッドなアルペジオが郷愁を掻き立てる。イメージとして頭に過るのはAmerican Football、Mineralも勿論そこに含まれるんだけど、個人的に思い出したのはPromise Ringの「The Horse Latitudes」って初期音源集。質感かなり近いような気がします。 胸にぽっかりと空いた穴に吹き込む、冷たくて痛みを伴う、だけど心地良さもある、隙間風のようにじんわりと沁みる侘び寂び感。「エモ」という言葉ひとつとってもどんどん多様化へ向かっている時代に、色々な誤解を受けてしまうのも承知の上で、これぞ正しく日本人が想起する「エモ」だなあと思います。 Slintっぽさもあるイントロが印象的な1曲目「あこがれ」から既にこのバンドの持ち味が炸裂、ポストロック調のアンサンブルに身を委ねる2曲目「白い海」から、和製The Summer Endsと言い切りたい虚しさが心いっぱいに広がる3曲目「いつかはいなくなるさ」。そして地続きで全てが終わりに向かっていく、僕のお気に入り4曲目「カノン」を散歩中、家事をしている時など、気付いたら口ずさんでしまっている今日この頃。EPに収録の4曲ともで遠くに見える(見えた/もう見えない)景色に関する共通した観念を歌い、統一感はありながらも、楽曲としてはとても幅があって今後の作品も楽しみになる。 ジャケットイラストはLOSTAGE五味岳久さん。録音とテックはTied Musicフジオカさん、エンジニアに岩谷啓士郎さんと、バンドがリスペクトを寄せる先輩や仲間と一緒に作り上げた名盤です。 追記。4曲目カノンのMVが公開されました。というか僕が脚本、編集、監督させてもらってます。撮影、演出はお馴染み湊川萌さん。主演は上坂君。我ながら良いビデオになったと思います。併せてお楽しみください。 https://youtu.be/Vr5tYV9VPsg?si=dvIH_BTvuG5Tn7Ln - - - - - ■下記、レーベルからのプレスリリース along the beachは2018年にGt/Voコウサカの宅録名義にて活動を開始、現在のバンド形態としては2023年頃から本格的に始動、滋賀県を中心に活動するエモ/オルタナティブバンド。会場及び一部店舗限定で発売していたシングル”あこがれ”を含めた全4曲入りEPをついにリリース。 ”Distant Scenery”と題した通り、「遠い世界、夢の景色」がテーマの4曲、ノスタルジック溢れる日本語詩とエモやポストロック、bloodthirsty butchersやNumber Girl、LOSTAGE、ART-SCHOOL等のジャパニーズオルタナに影響を受け、独自の解釈で混ぜ合わせたようなサウンド、田んぼのあぜ道や誰もいないススキの生い茂る野原といった風景を描写するようなアルペジオワーク、どこか現実感が無い特徴的な楽曲が並んでいる。 朝方の快速特急の中で、夕焼けの帰り道の途中で、誰もいなくなった秋の海辺で、いつもより音量を上げて一人聴いて欲しい。 レコーディングは滋賀県彦根市の楽器屋”Tied Music”のレコーディングスタジオにて、ギター・ベース・ドラムテックとして同店店長フジオカ氏が担当。 そして、レコーディング・ミックス・マスタリングはLOSTAGE、uri gagarn、トクマルシューゴ、CONGRATULATIONS、FIXEDなどインディペンデントに活動する様々なアーティストの作品を手がけるエンジニア、岩谷啓士郎氏が担当、クリアかつ奥行きのあるサウンドに仕上がっている。 サポートドラムはby the end of summer、Undermark、tweezなど多数のバンドでドラムを叩く小西雄太氏が担当し、アグレッシブかつ独創的なドラムフレーズを奏でている。 さらに、ジャケット・アートワークはLOSTAGE 五味岳久氏が担当、CDという媒体で是非手に取っていただきたい。 for fans… bloodthirsty butchers,Number Girl,ART-SCHOOL,Climb The Mind,bed,Pygmy I'm cricket,cinema staff,american football,mineral,Christie Front Drive,Hurl トラックリスト 1.あこがれ 2.白い海 3.いつかはいなくなるさ 4.カノン ・カノン Live Video https://youtu.be/D7XZY_4VJz8?si=a7WvMdhpdYlPN-KQ ・EP teaser https://youtu.be/AL_x2RUJH4U?si=3WprEgd_o4Y3RMeF
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April After All - 春待ち
¥1,650
北陸の3ピースバンド、April After Allのミニアルバム。along the beach上坂君のレーベル、upslope recordsより。 シャープで透き通った歌声、美麗でギラッとジャリっとしたボイシングが光るギターを基軸としたバンドサウンドながら、明るさ一辺倒にはならず陰りも見えている感じ、USというよりはUK方面っぽさが。StarmarketやLast Days Of April(そういやこれも名前が春だね)、またそれらの影響下にあるストレイテナーやcinema staff、最近のバンドだとBasementなんかにも通じるものがあるかも。 ……って書いてからちょっと調べたらみんな割と似たようなこと書いててびっくりした。きっと、音で景色を見せるのが上手いバンドなんだと思います。 僕の中ではそのカテゴリの上の方にGalileo Galileiがいるんだけど、楽曲が似てるとかではなくて聴いてる間の「曲との向き合わせ方」みたいなものは、彼らの楽曲から受ける印象に近いものがあります。 「あの頃のギターロック感」と言ってどの頃のことが伝わるか?は相手次第だとは思うんですが、どうしてもこの言葉を使いたくなっちゃいますね。Clematisとかとも一緒に聴きたい。 盤のリリースを担当したupslope recordsレーベルオーナー上坂君のレコメンドで知ったバンドですが、一気に世界感に引き込まれました。 1曲目「盗密」でビビッと来たリスナーを離さないひたむきな2曲目「drama」、切ないコードワークの3曲目「羊のうた」で冬目景の同名漫画を思い出していると4曲目「アイル」のアルペジオで持っていかれ、5曲目「春待ち」で趣向を変えた静と動を行き来した後、6曲目にストレートな「march」で〆る。構成も素晴らしい、完璧なミニアルバムだと思いますね。 春について歌う、というバンドのコンセプトに沿って春まで待って聴くのはもちろん、かつてあった季節、あるいはまだ来ない季節について。考えを浮かべながら物思いに耽るセプテンバー式の聴き方もまた良しです。 - - - - - ■■下記、レーベルからのプレスリリース 2023年始動、北陸(福井、石川、富山)を中心に活動する3ピースオルタナティブロックバンド、April After Allの初音源となる1st ミニアルバム、滋賀県のディストロ/レーベルのupslope recordsからリリース。 シューゲイザーやインディーロック、J-ROCKといった多種の影響元を参照し、北陸特有の曇り空的憂鬱さもある、爽やかさの中にも一抹の影を感じるサウンド。季節が巡ることによる喪失とその先にある希望を歌うような日本語詩と包み込むような女声コーラス、静かだが確かな熱が伝わる全6曲。特に表題曲となる”春待ち”の海鳴りのような広大なサウンドスケープは必聴。 syrup 16gやBURGER NUDS、ASIAN KUNG-FU GENERATIONといった00年代以降のJ-ROCK、またバンド名の由来でもあるLast Days Of April、MineralやChristy Front DriveといったEMOとも共鳴するサウンド、様々な音楽リスナーに聴いてもらいたい1枚となっている。 レコーディングは東京調布のStudio REIMEIで敢行され、レコーディング・ミックス・マスタリングエンジニアはayutthaya、ベランダ、ラブリーサマーちゃん、SUMMRERMAN等多数のアーティストに関わる横山令氏(Strohorn Music Laboratory)が担当、アナログとデジタル、両面からのアプローチによる素晴らしいサウンドに仕上がっている。 トラックリスト 1.盗蜜 2.drama 3.羊のうた 4.アイル 5.春待ち 6.march ・march MV https://www.youtube.com/watch?v=Cdago3YIC-0
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colormal "diode"
¥2,500
弊レーベルで手掛けさせてもらった1stAL「merkmal」はCDとカセットの両フォーマットで完売でいまだに「再発はないですか?」と問い合わせをもらう日々。もう叶わない皆さんの所有欲はオトトイさんでの隠しトラック含めたフルデータ販売でなんとか穴を埋めてもらうとして、いよいよ新作発売です。 ライブ活動を重ねる中で2021年、やささく。(Gt.)、マツヤマ (Ba.)、田井中 (Dr.)を加えた"バンド化したcolormal"としてはじめてのCD作品「diode」は、2枚目のファーストアルバムと言ってしまって過言でないと思う。 「merkmal」はカセットやレコードのA面/B面のような切り返しの効いた構成で、前半4曲はソロ期全体に流れていた内側に閉じて鬼気迫る、自らの脳髄にある才気の雫を一滴も零すまいとする緊張感の塊。そして前作発売当時のインタビューにもあるように、後半4曲は「生活感が強くあるのが肝」でしたが、新作「diode」はまさにその4曲で得た感覚をバンドで拡大したもの、という印象を受けました。 今作のM1「アンセム」は同じく開幕を飾る「夢みる季節」と比較しても明らかにシンプルで、しかし絞られた音数の隙間は優しくも大きなスケール感の獲得に繋がっています。「夢みる季節」ではアンビエント録音された生活音を活かしたり、アルバム内の他の楽曲でも宅録した音源をライブハウスのスピーカーで再生したものを再度録音して混ぜて使っていたりと、玉手箱的な楽曲内の仕掛けもバラエティに富んでいたが、今作ではそういった側面は文字通り鳴りを潜めており、あくまでバンドとして目指しているポップネスの確立、楽曲間の一貫性を強めることに終始されている。 音を楽しむと書いて音楽である、とはよく言ったもので、家永君がひとり実験室に籠って何かを発明せんとした結果生まれたのが「merkmal」。 一方、バンドとしての成長譚のはじまりであり、活動する中で狙いを定め、目指す場所に辿り着くまでに産み落とされた楽曲を点として繋いで生まれた線。その道筋の先に見えた光こそが「diode」ではないかと。 「アンセム」を含めた楽曲たちは今後の所信表明として、十分にその意気込みを感じられるものになっていると思います。 そして先日の大阪レコ発ライブ。ある目的を共に志す仲間との集団で演奏する喜びに満ちたオープンな雰囲気。曲を作っている家永君の手癖で鳴るテンションコードの響きすら、ソロ時代とは全く違って聴こえるまさにバンドマジック。 イヤホンで耳塞いだせいで聞き逃したいくつものチャンスを、改めて取り戻しに向かう背中が目に浮かぶような。しかして、その姿は仕事終わりのスーツのままで、急いで一回家まで帰って楽器を必死に担いでやって来たりする、バンドとしての生活感すら立ち上る。 自己との向き合いに費やす時間が増えたコロナ禍以降、暮らしとの距離が近い音楽に惹かれていく今の自分には、バンドとして活動することの意味が改めて腑に落ちました。 今作のリリース特設サイト内に掲載してもらった自分のコメントは「借り物の意匠はもう捨てた。負けるなcolormal、逃げるなcolormal。」と結ばせてもらっていて、アルバムを聴いて胸の中にすっと降りてきたのがこの一節だった。 これは日常的にレビューを書いたり、誰かと真剣に音楽を語ることを楽しみとしている人間に必ずつきまとうジレンマである「リファレンス元にしたであろう他者の作品、もしくは自分が一聴して想起した何かについて、並行して言及すべきかどうか?」という大命題に関しての、少なくとも「diode」という作品に対してその点、どうしていくべきかの、自分なりの回答のつもりで、例えば僕自身、彼の音楽を理解しようとする過程で日常的に聴ける音楽が増えた自覚があって、前作インタビューの頃には聴いていなかったGRAPEVINE、フルカワユタカ、People In The Boxを聴くようになったし、今でもそういう「ルーツありきの音楽鑑賞」が精神性のベースにあることは間違いない。でもこの「diode」に関してはもう、そういった比較や余計な言葉はいらないな、と素直に感じたのが本音で、今後はcolormalというバンドの存在が、そして「diode」が、もしかしたら「merkmal」も、インターネット上で、そして演奏が行われる現場で、未来ある若いリスナーの制作意欲に対して、それが誰かの音楽の影響下にあることや、何かの引用なんかを経ることなく、より直接的に作用していくなら、こんなに素敵なことは他にないだろうなと思っています。 彼らが誰かの(盲心にも近い)憧れの対象になって、リファレンス元として参照される番が、もう巡って来ているのではないか。その意味では、修辞される側ではなく、むしろ誰かの何かを補完するような存在になってきているのではないか。 「時代の違う音楽との架け橋になる」というひとつの役目を果たしつつあると共に、今後は「時代を担う音楽」になっていくという責務をあくまで楽しみつつ、長く続けて行ってくれることを楽しみにしています。という願いを込めた「借り物の意匠はもう捨てた。負けるなcolormal、逃げるなcolormal。」だったのでした。前作で為された膨大な引用の大団円的なラストトラック「鎹」を、音源になかったアウトロをバンドで足して、笑顔で演奏する光景はそれはもう大変に眩しかったですよ。 最後になりますが、先述の通り「diode」のリリース特設サイト内には僕のコメントも掲載してもらいました。錚々たる面子の中、コメントが僕だけ異様に長いのと、写真でボケたら案外反応がなくてサムい感じになってしまってて恐縮ですが、そちらもご一読頂けると嬉しいです。 (https://diode.colormal.net) - - - - - colormal 2nd mini ALBUM 『 diode 』 All Tracks written by 家永 亮 Produced by 家永 亮 Arranged by colormal 1.アンセム 2.22 3.回転 4.在処 5.(eyes on you) 6.瞳 7.天国 8.優しい幽霊 9.塔 Vo/Gt家永によるソロ形態での「merkmal」のリリースから5年。 直近でデジタルリリースされていた二部作のEPをコンパイルし、バンドとして初のCD「diode」が5月27日(土)リリース。 求心力のあるソングライティングが光る「瞳」や、積極的なライブ活動で培ったアンサンブルを聴かせる「回転」など、 バンドとしての守備範囲の広さを感じさせる全9曲が収録。 新進気鋭のクリエイター・Masahiro Fujitaが手がけるアートワークからも、バンドが次なる扉を開く事を予見させる作品となった。 Trailer https://www.youtube.com/watch?v=kuo-4msudtg 回転 MV https://www.youtube.com/watch?v=iWYhzq5FOWQ 瞳 MV https://www.youtube.com/watch?v=rtNVD8FYaLc 天国 MV https://www.youtube.com/watch?v=Sy5S6xPmIfM
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syaraku - 呱々に孵る
¥2,200
東京のバンド、syarakuの1st mini album。eastern youthやbachoのような、いわゆるアメリカ90年代エモやオルタナティブの影響下にありつつも、それでいて更に言葉に重心を置いたポエトリー調の歌唱。いわゆる激情系、と言うまで沸点が低くなく、かつ轟音でもない。どこか少し冷めてフラットな目線がとても新鮮に聴こえました。初期エレカシや尾崎豊まで思い起こすような男臭さ、ミニアルバムと銘打ちつつもボリュームは満点。楽曲バリエーションも広いため、バンドへの入り口としてこのハイカロリーさに立ち向かってみることをオススメしたいです! 1.虚仮 2.もうひとつの現実 3.砂の城 4.ひとり 5.鉄 6.もういちど生まれる 7.2020718.wave 8.日常(Live Recording) ・アルバムトレイラー https://youtu.be/x9daBJJvMq8 ・虚仮 MV https://youtu.be/dJ7BnZVtQbY?si=-GVpnMKHA4m7SgvF ・ひとり MV https://youtu.be/ATIUKdNEemQ?si=_uco2PdaAVKPqT-d ・もうひとつの現実 Live Video https://youtu.be/MCkM6R6oq64?si=LDnNiys-Hca4G0Ez ・もういちど生まれる Live Video https://youtu.be/Q0s-mwZ-JQY?si=crnh42RG0nunyHrt ・鉄 Live Video https://www.youtube.com/watch?v=rOBj-q6HlXI
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syaraku - 下哭情
¥1,100
東京のsyarakuによる3曲入りEP。eastern youthやキウイロール、チョモランマトマトの如く、街の中でぽつねんと取り残されているような息苦しさ、無理矢理胸に空気を入れればその中に匂い立つのはやはりジャパニーズハードコア。3曲目「街に生きる」はフラワーカンパニーズっぽさも。収録曲どれも少しずつ向いているベクトルは違えど、どこまでいっても日本人らしいセンスが良いですね。 1.滞留する生活 2.ラブカ 3.街に生きる ・ラブカ MV https://www.youtube.com/watch?v=Jl9U29LDgtA&t=172s
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boyfriend's dead - boyfriend's dead E.P.
¥500
自分が高校生の頃(2010年代前半)、猛烈にシューゲイザーに憧れた時期がありました。 深夜まで何をするでもなくアニメを見たりして起きている気怠いテンション感と、未知の音楽……それも音がデカいのに遠くで鳴ってる儚さ、夢心地な質感、美しさとがマッチングしたのもあり、夜な夜なYouTubeでバンドを検索し、異様にのめり込みました。 部活ばっかりでバイトもしていなく、お小遣いがそんなにもらえるわけでもないのでTSUTAYAに通ったりAmazonに張り付いたり、時にイギリスから無理やり輸入したりでなんとか安く手に入れたRide「Smile」「Nowhere」、Amusement Parks On Fire「s/t」、My Bloody Valentine「Loveless」はとにかく聴き込んだ記憶があります。 ※今や探せばどこでも500円とか、たまに古本市場で180円でも見かけます。当時あまり再発もされていなかったのと、ちょっとシューゲイザーブームだったのもあって高かった気がしますが、高校生の財布事情からそう感じただけなのかもしれません。 当時、日本のシューゲイザーは僕が花澤香菜さんを好きになったきっかけでもあるTatuki Seksu「Hanazawa EP」以外はあまり掘っていませんでしたが、そんな僕でも特に喉から手が出るほど欲しかったCDが「sugardrop / pastel blue - "Eternity In Moment"」「boyfriend's dead / civic - "Anorak Shoegazer"」のスプリット2枚。今でも海外では8000円近い金額で取引されていたり、日本国内でも中古市場には出回っていなく希少気味だったりと、その評価の高さが伺い知れます。で、勿論内容も今も色褪せない抜群さ。後に僕がリアル世界で彼らのうちほとんどと接するようになったのがまた不思議な話ですが……(ナカムラさんはalicetalesとして、nicoさんHAPPYさんはLADY FLASHとして、土屋さんはWallflowerとして、またpastel blueはのちにOther Too Pure Songsとしての復活にも立ち会うことに)。 そんな憧れの一角を担ったboyfriend's deadの2015年リリース、4曲入りEP。シューゲイザーに括られはしますがノイジーなギターポップという向きも大きいかなと思います。マッドチェスターの匂いもする1曲目「Here She Comes」から歪みまくりな2曲目「Melting Ice Cream」の流れにワクワクし、幻想的な3曲目「Raspberry」からスケールが大きくなり、最後に畳みかけて全パートの演奏が尻上がりにバーストしていく4曲目「Star Luster」と、完璧な構成。今の僕が普段聴く音楽はどちらかというとアメリカ寄りのパンクやハードコアだったりするんですが、このバンドは僕の中ではUKロックの潮流にあるというか。ライブも何度も見させて頂きましたが、ギターが複数本重なっていて爆音ではありつつ、決して勢い任せで進むのではないスマートさも持ち合わせているように思います。 最後に、手前味噌な話ですが2021年からこのバンドに自分もギターとして加入しました。10代の頃から憧れていたバンドの仲間になる、という出来事にいまだにふわふわしておりますが、いつかどこかで演奏を披露できればよいな、と楽しみにしております。このEPに入っている他にもかっこいい曲がたくさんあるんですよ。まずはこのEPからチェックお願いします。 - - - - - 1.Here She Comes 2.Melting Ice Cream 3.Raspberry 4.Star Luster https://thrutheflowers.bandcamp.com/album/boyfriends-dead-e-p
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TTUD - TTUD2
¥1,650
2022年リリース、TTUDの2ndフルレングス。 1曲目「渚まで」が鳴った瞬間から前作以降の進化を感じられ、全編通してサウンドが塊で飛んでくる印象。完全なる憶測ですが、ライブを重ねることでバンドとしてのまとまりが強固になっているのかも。 2曲目「サイクル」、3曲目「凍る声」は前作アルバムの楽曲に引けを取らない疾走感。4曲目「Tamiflu」、このバンドこのくらいのテンポ感の曲が全部最高で勿論この曲も例に漏れず最高。からの5曲目「In The Haze」はThe Smithsを感じるギターのリフとコードワーク、個人的にこのアルバムからベストトラックに挙げたい1曲。この曲を筆頭に10曲目「Collective Past」や11曲目「まなざし」が顕著ですが、他の楽曲も各楽器のフレーズの随所にニューウェーブ色、ポストパンク色が強くなっているような。 また9曲目「Days Slipped By」は終始ドラムがめちゃくちゃかっこいい、この曲も好きです。 The Jesus LizardとかFugazi好きな人はこの始まり方ビリビリ来るはず。 恐らくこのバンドを聴けば誰もが思い至ることではありますがVan PeltやPolvo、Unwound……他、Touch And GoやDiscordにいる列伝達のサウンドを日本語の範疇に落とし込んでいる凄み。また久々にライブも拝見したいなと思いました。 - - - - - 1.渚まで 2.サイクル 3.凍る声 4.Tamiflu 5.In The Haze 6.カモフラージュ 7.鏡 8.Wiped Out 9.Days Slipped By 10.Collective Past 11.まなざし 12.わざと https://ttud.bandcamp.com/album/ttud-2
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Clematis - ブループリント
¥2,500
東京で活動するClematis(クレマチス) 2022年発1st AL。 2019年「サンダーソニア」の衝撃は、僕がいた大阪近辺のライブハウスでも、バンドマン達の間でかなり話題になっていました。この曲もよりシンプルにリアレンジされ、3曲目に収録。サビ前の譜点8分ディレイをあえてカットしてしまうあたりにロックな心意気を感じます。 続く4曲目「ユーフォ―」は跳ねたリズムにPavementの定番リフが織り込まれており、USオルタナとテン年代ジャパニーズインディーへのリスペクトか、と勘繰ったり。Wheatってバンドにこういう曲がひとつあって、それが好きだったのを思い出したりしました。 5曲目「いともたやすく」はライド歌謡なんて呼ばれていた頃のスピッツを想起、朴訥とした中で演奏を支えるリズム隊の旨味が好ましく、とかとかここまで元ネタとかアレンジに言及してきましたが7曲目「夜の飛行船」と8曲目「空をくぐって」は純粋に良すぎて、ぐうの音も出ません。もちろん全曲かっこいいんですが、僕のツボはこの2曲でした。 そしてラスト曲「ロボット」は過去のミニアルバムからリアレンジされての収録ですが、全編に渡って鳴るファジーな潰れたギターがまさにBlue Albumな佇まいでアルバムを締め括る。 良い構成ですね。 アルバム全体のEQがとげとげし過ぎずに優しく、声の印象は淡くパステルで、ポップな楽曲と相性抜群。時折楽曲の裏に置いてあるSEはなんとなく無機質だったりして、歌詞も生活に近い距離感ながら、どこかちょっと浮いているような、童話のような印象も受けました。映画で言うと「空気人形」みたいな……伝わりますかね。どこか少し胡乱げというか、ちょっとダウナーなのが良いです。正しくハイラインレコーズ以降の日本の歌モノオルタナだな、という感じがします。個人的には、メレンゲの美声+キラキラした演奏+ほろ苦い世界観を2020年代に上手く昇華したようにも思えました。 - - - - - 「夜が明けるまで、部屋で鳴り響く音楽」をコンセプトに制作した今作品は、先行配信された『遠くで雨の音がする』を含む、全11曲を収録。日本、USインディーからの影響を踏襲しつつ、女性コーラスを多用し、ポップスの影響を受けたアレンジを取り入れている。 レコーディング/ミックス/マスタリングは折坂悠太、大石晴子、宇宙ネコ子、等も手掛ける中村公輔が担当。 CD特典としてGt&Voくぬぎの弾き語り音源のダウンロードコードが配布される。 1.intro 2.サイダー、ポップ、空 3.サンダーソニア 4.ユーフォー 5.いともたやすく 6.ロストソング 7.夜の飛行船 8.空をくぐって 9.遠くで雨の音がする 10.スクリーン 11.ロボット 【CD購入者限定 弾き語り音源 収録曲】 1.サイダー、ポップ、空 2.図書館 3.まだ青い 4.遠くで雨の音がする 5.スクリーン [trailer] https://youtu.be/gO1DPNzu4OU
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Kensei Ogata "Things I Know About Her" CD
¥1,500
シューゲイザーやインディーポップを中心に数々のエンジニアワークで手腕を振るってきたKensei Ogataがソロ名義で約7年半ぶりとなるアルバムを2020年にリリース!2018年のシングル"Someone Will Love You"もブラッシュアップされての収録、シングルリリース時にMVで主演をつとめた夏海氏がジャケットを飾り(※このビデオ、実は自分が演出/編集させて頂いています)新旧入り混じった楽曲レパートリーを披露している今作。シンセサイザーやリズムマシンのレイヤーを幾重にも敷いて仕上げられた前作「Her Paperback」にも収録の"Her Twinkle Eyes"は今回のリアレンジでバンドらしい力強さを持って生まれ変わり、アンサンブルにピアノやブラスを取り入れた"Light in August"はviewtorinoでの活動を彷彿とさせるようなパワーポップアレンジ……Kensei Ogataのアルバムでこの路線を堪能できるのが嬉しいし、某名作コミックをフィーチャーした往年の名曲「ヴァイオリンケースの夢を見る」までここへきて新録で聴けてしまう。長年彼を応援してきたファンであればあるほどこのリリースへの感動もひとしおかと思われますが、そんなこと関係なく(かつて彼の音楽と出会った当時の自分のようなティーンエイジャーには特に)手に取ってみてもらいたい、爽やかさと煌めきを持った作品。氏のご厚意で購入特典として前作ソロ「Her Paperback」リマスター版DLコードを付けて頂いたので、作品毎のスタイルを比較しながら楽しんで頂ければ幸いです! 1. Someone Will Love You 2. Her Twinkle Eyes 3. Sea of Love 4. Light in August 5. Reach You 6. Paper Moon 7. ヴァイオリンケースの夢を見る 8. Climbing to the Moon ※特典として購入枚数分の「Her Paperback」DLコードが付属します。 M1"Someone Will Love You"MV https://www.youtube.com/watch?v=RwW2T2lePZQ trailer https://www.youtube.com/watch?v=PdSwjEhcmdM
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fedress "映画の開演前" CD
¥1,500
Teenagers in loveの陽平氏が2018年に始動させた6人組バンド「fedress」2020年発売の1stアルバム。"海外インディー×下北ギターロック×アイドル歌謡"とfedressの音楽を形容したとき、その3要素が押すに押されぬ拮抗具合でハイクオリティとオリジナリティを放つ様相にあなたは舌を巻くだろう。Captured Tracks御一行よろしくリバーブとシズル感マシマシの多重ギターサウンドでドリームポップやシューゲイズへ駆け抜ける楽曲スタイルに軸足を置きつつも、本作中盤でバンドは全く違った表情も垣間見せる。Dirty ProjectorsにフィメールラップをフィーチャーしたようなM3「アイラブユーじゃ物足りない」、アルバム発売までの2年で定着した"突っ走るハイティーン"なグループのイメージを覆すようにGirlからLadyへの変遷を描くM4「セブンスター気取り」ではサウンドもAORっぽくアダルトな雰囲気、しかしあくまでちょっとおませな女の子が無茶をしてみたような"背伸び感"の演出がなんともニクい。 若い世代の喜怒哀楽、不安と反骨とだからこそのきらめきを正しく昇華して美しくあらんとするfedress。その態度はインディーズや地下的な内省~内輪ノリに終始するのではなく、かといって既存のメジャーシンガーやアイドルらのように社会通念上の安牌を取ってヒットを狙いに行くでも勿論ない。fedressは本来的な意味でオーバーグラウンドに、2020年に響かせるべきセンス、時代をアップデートせんとする意欲に満ちた楽曲、詞、ツインボーカルのユニゾン、何もかもが不安なこの時代にそのどれもが頼もしく鳴っている。 個人的には、2年前に1stSG「決意のスカート」を聴いた時、彼女ら彼らこそがアイドルネッサンスなき後の世界に唯一輝く希望のように思えたのだけど、このアルバムはそんな印象をいっそう確信へと近付ける出来でもあってそれもまた嬉しいのだ。 - - - - - 1.映画の開演前 2.眠れない夜に 3.アイラブユーじゃ物足りない 4.セブンスター気取り 5.名前 6.噂話を信じないで - - - - - trailer https://youtu.be/9zooQTF_8LM 「映画の開演前」MV https://youtu.be/gwYqfifPNNQ 「噂話を信じないで」MV https://youtu.be/dm1uMJqy_gY ※以下はアルバム未収録だけどかつて自分が撮影・編集させて頂きました。 https://youtu.be/UhJdKG0YrmM
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緩緩(Huan Huan) - Charlie CD
¥1,000
SOLD OUT
台湾のバンド、緩緩(Huan Huan)2曲入りシングルを入荷。収録されているどちらの曲も非常にストレートなシューゲイザー/ギターポップの様相を見せており、日本のインディーファンにも刺さって来そうな予感がしております。 アジアのインディーミュージックは今かなり盛り上がってますよね。ジャンルはちょっと違うけどChinese Football(※実はバンドやってた時に対バンしたことある。自慢です)とAmerican Footballの共演とか熱かったし、もうちょっとギターポップっぽいとこで言えば去年もDSPSとか話題になったし、あと四枝筆(Four Pens)とかもみんな好きじゃないですか。そうやって隆盛してるアジアインディーとこうしてある種の交流を持たせていただけるのは大変ありがたいし、嬉しいことです。 各言語によって歌詞の意味や表現の真意はよく調べたり読み解かないと本当の理解は難しいかもですが、メロディーって国境を超える可能性を大いにはらんでいるというか、どこへ行っても不変なものですからね。気になった人はみんなで一緒に聴いて、一緒に応援しましょう。 1.Charlie 2.Indiepop 【試聴】https://huanhuan.bandcamp.com/album/charlie
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2HRs - 永生獸(Immortal Beasts) CD
¥1,650
今回cogitodistroに入荷した緩緩(Huan Huan)メンバーが在籍する台湾のインストポストロックバンド、2HRs。SFと古典に基づいた世界観で活動しているとのことで(無理に翻訳したから確証はないのだけど……)楽曲も非常にシネマスティック。少し調べてみたところ、今作のアートワークも中身にかなり凝った仕掛けが施されているようです。電子音も生音も駆使された楽曲は細部にアジアンなテイストを醸す音色やフレーズも敷かれていて、ダイナミックでありながら中国のバンドである特色というか、ドメスティックな一面も垣間見れて興味深いです。有り体に言えばアジアでの人気も高いworld's end girlfriendを思わずには居られないというか。ちょっと話それますけどこないだ見た「星空 Starry Starry Night」って映画はwegがサントラやってて凄く良かったんですよ。 緩緩(Huan Huan)のレビューでは歌詞や意味と違ってメロディーは国境を超える、と書いたのですが、そういう意味ではこういったインストゥルメンタルはかえって入り込みやすさや受け入れやすさはあるのかも。 1.Intro 2.永和(Yonghe) 3.時間迴旋(Spin) 4.食人怪(Wendigo) 5.永生獸(Immortal Beasts) 6.眾星殞落(Starfall) 【試聴】https://www.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_lBka-A_LD6RTUz6OUxitqUROtGhZeU8CE
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百姓一揆 "IKKI 2" CD
¥1,320
SOLD OUT
静岡のレーベル・FURTHER PLATONICからポストハードコアバンド「百姓一揆」の新譜を入荷致しました。前作EPも好評のうちに完売とさせて頂きましたが、新作もM1はやはりというか持ち味のひとつである疾走チューン。無骨で金属的なギターサウンドはここでも健在ながらEPが先へ進むにつれ、前作に増して静と動のコントラストが濃く変容した雰囲気を感じました。なかでもエモ+ポエトリー的なM3は新機軸と言えるでしょう。バンドの今後の展開、更なるサイズ感での音源のリリースへも期待が高まりますね。 1. 精神焦燥衰弱 2. 何が残る 3. 諸行無常 4. 疾走 【レーベルレコメンド】 静岡県三島市のオルタナティヴロックバンド、百姓一揆による2nd EP IKKI 2。Gt Jamie(And Protector)が加入、4ピースとなり初音源。自主制作デモ音源から三曲を再録し、更に新曲「精神焦燥衰弱」を収録。 ナンバーガール以降のバンドによる積み上げれた課題を、蓄積されたフラストレーションでバーストさせる。エッジの効いたギターサウンドは、ポストハードコア〜EMOの流れを自然と消化し、Vo.和田の内に秘め過ぎたエネルギーが湧き上がる。彼はTHE RESTAURANTのVoでも在り、その二面性、但し持って生まれたメロディセンスは殺す事なく共存。Gt .JamieはAnd Protectorでもその巨大な存在感でファズギターをクールに放ち、百姓一揆でもマニアックなファンを唸らせるだろう。Ba.小橋は永らくsinkerでDrとして活動していたが、ベースプレイは中尾憲太郎よろしく系なダイナミックなピッキングと和音で存在感を放つ。年長者としての威厳を隠し持ったセンス重視でアピール。Dr.鶴野はギターロックバンドEstoで活動中。体に染み込んだパンクのルーツを、より自然に体現するプレイが想定外にフィットした。個人的な事を述べるのであれば、彼とは10年以上の付き合い。様々な歌ものバンドでプレイしてきた姿を観てきた上で、このバンドに在籍しているという奇跡に不思議な感情が込み上げ、その臨場感と共鳴した。 ナードに対して優しくも厳しく、新鮮なのにどこか懐かしい、それが百姓一揆。簡潔に纏めてしまえばbloodthisty butchers、COWPERS、eastern youthのフォロワーであるが、この時代を生き、全く違った可能性を感じとる事は容易だ。 レコーディングはfurther platonic、ミックスマスタリングはDevu Recordingsが手掛ける。 CD100枚とカセットテープ100本をそれぞれ限定販売する。 今を駆け抜ける彼らを知って欲しい上での回答であり、君達が知る頃にはもう手に入らない。 【試聴】https://www.youtube.com/watch?v=NSMCSKs_KRA
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せだい "Formula"
¥1,000
Bugメンバーも在籍のバンド「せだい」2018年暮れ発売の1stEP。ひとくちに漢気泣きエモと括ってしまうには勿体ないバランスは、Christie Front DriveやBoys Life、Mineral的にうねるアルペジオとアンサンブルにSyrup16gやBURGER NUDSの下北マインドを宿し、時に激情系の様相すら垣間見える。活動初期にしてここへ手が届く完成度たるや。今後のリリースも楽しみ! 1.Formula 2.チャームポイント 3.Stayclears 4.花火 【Stayclears MV】https://youtu.be/mho_ttBYXos